9月5日、羽田空港を離陸したJAL006便がエンジントラブルで緊急着陸を行った。
▲写真は同型機B777-300ER トラブルの原因は世界最大級のジェットエンジン、ジェネラルエレクトリック社製「GE90」のタービンブレードと呼ばれる部品が損傷したため。タービンブレードは、エンジンの燃焼室で燃焼された高温・高圧ガスのパワーを受け止めて、回転エネルギーに変える重要な部品だ。回転力は前方にある「ファンブレード」に伝達され、大きな推進力を得ているのが旅客機のジェットエンジン。(
こちらの記事も参照)。
タービンブレードは耐熱合金に耐熱コーティングを施した部品なのだが、燃焼ガスの温度は1300℃〜1700℃にもなるとされる。損傷したのは経年劣化の影響なのか、それともほかに原因があるのか、調査を待ちたい。。。
この「GE90」エンジンのタービンブレード、実は我々一般人も購入することができるのはご存知だろうか? どれだけ過酷な環境で働いているのか、実際に使われていたタービンブレードを手に取って確認することができる。
それが、ANAショッピングA-styleの
サイト。
ANAでは同じ機体B777-300ERに装着されている「GE90」エンジンの「排気側タービンブレード」の交換済み部品を再生メモリアルグッズとして販売している。サイトの写真をみると白くコーティングされていたはずの「羽根」は焼けただれたように茶色く変色し、所々コーティングが剥がれている。非常に厳しい環境で動いている部品だということが良くわかる。
価格は19,800円、資料としても価値があるかもしれないね。
このほかANAショッピングA-styleでは、A320のファンブレード(こちらは298,000円!)、B737-500のピトー管といった部品も販売されている。オタク、いやマニアの方はポチしてみては(^^)
▲こちらも「GE90」エンジンを使用しているANAの同型機。STARWARSの特別塗装機だ♬▲「GE90」の最前方に装着された羽根「ファンブレード」。
しっかりメンテナンスをしていただいて安全第一で!
日本の秋の空を、楽しみたいものだ。