積乱雲、Cumulonimbus(キュムロニンバス)と雷

〈以前の記事を編集、再掲〉

前日に東京を襲ったゲリラ豪雨、この日は大阪を襲撃。
1時間に70ミリ以上の雨とともに雷を落としていった影響で、
伊丹空港の離着陸ダイヤも乱れていたようだ。

このゲリラ豪雨をももたらすのが、夏の風物詩でもある積乱雲。
学術名はCumulonimbus(キュムロニンバス)、略号はCb。

遠くから眺めていると、自然の持つパワーを感じさせてくれる
雄大な景色だけど、飛行機にとっては大敵。

万が一、被雷しても電流は再びl空中に放電されるように
設計されているから機体には影響はないけれど、
Cbの中は激しい上昇気流、下降気流が巻き起こっているので、
上空を順行中は、パイロットがレーダーや目視でCbを避けて飛ぶ。

この日は着陸アプローチルートにあたる、大阪市上空に大きなCbが発生したため、
上空でのホールディング(待機)時間が発生し、ダイヤが乱れたようだ。


一方、空港周辺に雷雲があると、飛行機の周りで働く地上スタッフに落雷する
危険が生じるので、空港がクローズされることもある。

数年前の夏、雷雲の中、那覇から関西空港に着陸したときのこと。
ふらふら揺れながら無事にタッチダウンして思わず拍手、「ほっ」としたのはいいけど、
駐機場に止まったままボーディングブリッジが飛行機に動いて来ない。
「落雷の危険があるので、地上係員の作業にストップの指示がでています、暫くお待ちくだいい。。。」
とのアナウンス。結局30分ほど機内にカンヅメ。

欠航や遅れがあったようだけど、この日の伊丹や昨日の羽田も、
きっと同じような状況だったのかな。

こんな時は自然に抗っても仕方ない。
「安全第一」で、空を楽しみましょ。



写真は2011年8月26日、六甲山の上空に広がるCb。
みるみる形を変えて、六甲山脈を覆い尽くしてしまった。
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▲雲の縁を上昇する伊丹からの離陸機。すでに退役した「MD81」だ


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▲こちらは上空からの積乱雲。
2010年8月26日、羽田〜伊丹便から。

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▲これは本日、2015年7月27日の積乱雲。
マリオのボスキャラ、クッパの横顔にみえなくもない、、、(^^;)

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▲こちらも2015年7月27日の大阪上空。沸き立った雲の頂には「レンズ雲」も発生中!
いわゆる「笠雲」だが、下から押し上げられた空気が伏せたお椀のような雲をつくり出している



ゲリラ豪雨は勘弁して欲しいけど、積乱雲は雲の王様だ。
暑い夏だけど、日本の空を、楽しもう!


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by airbornjapan | 2015-07-27 21:19 | Sky | Comments(0)