冬がきた! 飛行機から「ブロッケン現象」を見るチャンス到来!
2017年 12月 01日
それが「ブロッケン現象」と呼ばれるもの。
2011年2月14日 伊丹発羽田行きANA24便、B777-300機56A席から
「グローリー」、「光輪」、「ブロッケンの妖怪」とも呼ばれるこの現象。
ドイツのブロッケン山で、峰に立った自分の背後から太陽の光が差し、
前方の雲(霧)に映った巨大な自分の影の周りに、虹のように環がよく見られたことから、
この名が知られるようになったそうだ。
同じように日本でも高山からは見ることができる現象で、
日本では仏の背後の光環を思わせるので、ご来迎(らいごう)ということもある。
もうひとつ、
実は、飛行機からブロッケン見るための必要条件が二つある。
北半球の場合は北側の窓、すなわち伊丹→羽田ならA席、羽田→伊丹ならK席に座ること。
お昼前後の時間帯のフライトなら、ほぼ真横の位置に影ができるはず。
その2)影を映すスクリーンとなる雲が広がっていること。
薄くじゅうたんのように広がった高層雲がベストだが、
積雲や雨を降らす乱層雲の上にも見ることができる。
2007年10月31日 伊丹発羽田行きANA26便、B777-200機43A席から
このブロッケン現象、これから
夏場は太陽高度が高く影が飛行機の真下にできてしまうので、
窓に顔を押し付けるようにして下を覗き込まないと見つけられない。
しかし、冬場は太陽の光が斜めからあたるため、
北側の窓側席でフライトするチャンスがあれば、
ぜひブロッケン探しにチャレンジしてみて!
運が良ければ「妖怪」に出会えるかもしれないよ。