787の機内はさりげなく快適、発見もたくさん!
2011年 12月 06日
目を丸くして「おぉ~」ってつぶやくと、CAさんが
「この照明はご搭乗の時のみのです」とのこと。
ウェルカムサプライズ、ってとこだろうか。
確かに、ずっとこの照明だと落ち着かない。国際線での長距離フライトになると
夕暮れ、夜明け、深夜、食事などのシーンにあわせたライティング演出が行うのだろう。
こちらは後方から前方をみたところ。横に2・4・2の座席配置。
中央の4席の中央部分には少し空間が設けられているので、隣人との肘掛け争奪バトルにエキサイトしなくてもすみそうだ。
座席のヘッドレストは上下に移動可能。小ワザが効いている。
シートは、スライド式のリクライニングなので、後ろの座席に気を遣わなくても大丈夫だ。
話題の電子シェードは数十秒かけて色が変化していく。
最大シェードにしてもブルーの向こうに機外の景色が見える。
機内オーディオは目の前のリモコンで操作。
ルートマップには対気速度はもちろん追い風速度、機首方位まで表示され、見ていて楽しい。
このときは対気速度474マイル、追い風79マイル、機種方位98度と表示されていた。
リモコン裏面にはミニサイズのキーボードとゲームコントローラー。右下にはUSBジャックもある。
このキーボードとモニターを使って機内座席同士でメール送受信ができるそうだ。
離れた座席に座った家族と話すため?それとも素敵な女性にアプローチするため?
楽しく使えそうだなぁ。
iPhoneとの比較でわかるように、座席テーブルは777などの国内線よりもかなり広い。
近距離国際線仕様で機内食サービスを想定しているからだろう。
上空ではLED照明も薄いブルーに。
こうして見ると機内はとても明るく、広々としたとした印象。
777よりも胴体直径は狭いはずだが、天井が高いことと、最大級の窓から自然光が入ることで
機内に開放感をもたらしている。
意識しない部分でも快適性が高められている印象だ。
さらに、787は軽量で強固なCFRP(炭素繊維複合材)の特性を活かし、機内の与圧が高められている。従来機は高度2400mの山と同程度の気圧だが、787は高度1800m程度に調整されている。
実は、乗っている間は高い与圧の事は意識することがなかった。
しかし翌日の復路便での777-300で伊丹空港に向けて高度を下げる際、
耳が痛くなり787との違いを再認識した。
感覚値として、777は747や767よりも耳が痛くなることが少なく、
与圧がしっかりしているとい思っていのたが
それ以上に787が快適だということだろう。
ギャレーはバーカウンターのような雰囲気。
国際線に乗れば、ここでカクテルなんかをオーダーできるのかな。
長距離フライトにも乗ってみたいね!