パイロットの仕事は操縦だけではない。
乗客が登場する前、飛行機の外、駐機場の上から彼らのミッションは始まっている。
先日の羽田〜伊丹のFlightの際に見かけたシーンをご紹介しよう。
羽田空港で自機の隣に駐機されていたB777−200(JA744A)。
機内清掃のスタッフが大きなダストバッグを抱えて降りてくる横では、
左翼の給油口から燃料を補給する給油車とスタッフ。
そして、直後にタラップを降りて現れたのは黄色のコートを羽織ったキャプテンだ。
全長約64m、全幅約61mもある大きな777に沿うようにして、
機体や前輪、メインギア、タイヤをチェック。そして右のエンジンと翼、尾翼、左翼とエンジンというようにるりと一回り。
傷やボルトの脱落、燃料や油漏れがないかを目視点検を行っているのだ。
整備スタッフがしっかりと準備を整えてくれているとはいえ、最後は自分の目で確かめる。
それが乗客安全を預かるパイロットの大切が仕事なのだ。
出発前の機体チェックは、飛行機に乗らなくても空港の展望デッキからも見ることができるはず。
旅客機の運航はひとつの“巨大システム”だ。
システムがどうやって動いているのかを理解することで、きっと旅の楽しみ方も違ってくるよ!
日本の空を楽しもう!