再来週、2018年1月30日は1月二度目の満月「ブルームーン」
そして、皆既月蝕(かいきげっしょく)だ!
▲写真は2014年10月8日に撮影した皆既月蝕。ほぼ皆既状態の月面を横切る飛行機! 「月抜け」だ。
今回は日本全国で部分食の始めから終わりまでを見ることができる、Specialな皆既月食。
●20時48分に欠け始める
●21時51分には完全に欠けて皆既食に
皆既食が1時間17分続く
●23時8分には輝きが戻り始める
●0時12分に元の丸い形となりまる
このイラストをみると分かりやすい(国立天文台のスペシャルサイトより)
皆既月蝕とは…
太陽→地球→月が一直線に並び、月が地球の地球の影に完全に隠れてしまう現象のこと。
(ちなみに皆既日食は、太陽→月→地球となり、ちきゅが月の影に隠れてしまうこと)
「ふーん」と思うかも知れないが、これはSpecialな出来事なのだよ。
地球と月はどれくらい離れているのかご存知?
距離は約38万km。といっても、実感は湧かないよね。
地球と月の大きさ、そして距離をビジュアル化した写真がこれ。
左上が地球、右下の点が月だ。写っていないけど、この写真の左側、とてつもない距離に太陽がある。
この3つの天体が一直線に並ぶのだ。。。まさに、奇跡!
見逃すな、赤い月!
皆既月蝕といても月は真っ暗になるわけではない。地球には大気があることで、大気層を通過する光の一部は屈折されて月へと届く。そのため、月は薄赤い光を帯びることになる。2014年10月8日の皆既月蝕の際に撮影した写真がこれ。
明るく黄色を帯びた満月が東からの上り、しばらくすると左下から徐々に欠け始めた。
ぼんやりと光を失い始めた月だが、いつの間にか薄く赤みを帯びてきたのがかわるだろうか。
撮影するためには?
満月からかけ始めの時点と比べると。皆既状態の赤い月は光量は非常にわずかとなる。
そのため撮影には細かな設定の調整が必要。
冒頭の写真はほぼ皆既状態の月面を横切るだが撮影データをみると、1SO6400、f5.6、シャッタースピード1/6。
こちらかけ終わりの写真だが、1SO800、f7.1、シャッタースピード1/1000。光る月面のクレーターを撮ろうとするとこのような設定になる。赤い月とクレーターは同時撮影が難しい、、、
三脚はほしい、、、リモートシャッターがなければタイマーでカメラブレを防ごう。
ひと月に二度目の満月「ブルームーン」。
ブルーだけど赤い月。
1月31日、方向は東の空! 22時から0時過ぎまでの天文ショーを楽しみに待とう!
あとは、天気次第だね、、、お天気の神様、晴れにしてくださいませ。
皆既月蝕の日本の空を、楽しもう!