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太陽を中心として虹色の環ができる現象を日暈(ひかさ、にちうん)、暈(かさ)、ハロと呼ぶ。
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▲2016年4月6日、大阪の空に出現した暈(かさ)。桜とのコラボだ!
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▲こちらは2017年4月5日、日暈とその上に浮かぶ環天頂アーク(別名 逆さ虹)

呼び名はいくつかあるのだが、その発生ロジックは明確。高い空に浮かぶ氷の粒に太陽光が屈折、反射して虹色の環がみえるのだ。高い空の水蒸気量が増えている証しで、天気が崩れる前兆でもある。飛行機雲ができる条件とも同じなので、虹色の環と飛行機雲が一緒に撮られている写真も多い。また同時に環天頂アークや、環水平アークが見られることも多い『光学現象』だ。環天頂アークはこちらのエントリーも参照♪


だから、地震とはまったく関係ない。

しかし、あたかも地震の前兆のようにウェブ誌面をつくる報道機関がある。
「沖縄タイムス」がそれ。
ここに2016年4月23日のWEBキャプチャーを貼っておく。
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沖縄県名護市で観られた日暈。美しい写真もついていて、とてもいい記事だと思う。
しかしだ、記事のど真ん中に挿入されたリンクはいったい何だ!?

「沖縄で大地震の可能性 今後30年で30%」

画面下には関連リンクもあるが、2番目に出ているのが
「19世紀の地球は地震多発? フランスで文書発見」だ。

まるで、日暈と地震が関連しているとでも言いたげな誌面構成。
虹色の空は地震の前兆なのか? そんなことはありえないだろ!
まったくのミスリード誌面、これぞマスゴミだ。

何故、こんなひどいリンクをいれるのだろう?
ページビューが欲しいだけか?
そうだとしたら報道機関にあるまじき行為だ。
こんなデマをまき散らすメディアは、今すぐ消えるべきだと思う。


【追記】
その後もずっと同じ体裁のまま掲載されている。
ほんとうにひどい。



日本の空を、正しく楽しもう。



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「Pokemon GO」が大ブームとなっているそうだ。まもなく配信開始とされる日本でも、ヤバイことになるかも…。
あれっ、そういえば、、、残念なことに気がついてしまった! 長年日本の空を飛び続けていたANAの「ポケモンジェット」が、つい先日惜しまれながらその姿の消したばかりなのだ。。。
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▲B777-300(JA754A)は約5年間にわたって特別塗装機「ピースジェット」として国内を飛び続けてきたが、2016年4月から通常のANA塗装に戻っている。こんなに大きなピカチュウが描かれていたのだが(>_<)
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▲B747-400D(JA8957)ピカチュウジャンボ
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▲B747-400D(JA8956)お花ジャンボ。B747ジャンボジェットはすべて退役しているので、この2機も今は見ることができない。。。

ANAは2015年4月に、「STAR WARSプロジェクト」を展開すると発表した。国内ではフラッグシップキャリアの地位を固めつつあるANAだけど、国際的には知名度はまだまだ低い。日本の英訳はJapanなので、[All NIPPON Airways]といわれても日本のエアラインと分かってくれない人もいるという。そこで10年ぶりの新作が上映される「STARWARS」とコラボレーションした世界的なキャンペーンを展開しはじめたわけだ。「R2-D2」、「BB8」とドローン塗装の国際線用機材2機と、国内用の1機に続いて、7月15日には4機目の特別塗装機「C-3PO」の登場を発表したばかり。
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▲B777-200が特別塗装される。2017年3月就航予定、こちらは国内線用機材なので、大阪にも飛んできてくれるだろう♬
ANAの特別サイト

ここで沸き起こってきたのが「ポケモンGO」ブームだ。7月7日から配信が開始され、約5日間で1500万ダウンロード、ユーザーの平均利用時間は33分とすでにFacebookを超えているという報道もある!

なんと、これは、、、
世界的知名度を上げることを考えれば、
ドロイドよりもモンスターのほうがよかったのでは!?
いまごろANAさん、および広告代理店の皆さまは、さぞかし悔しがっているのではないだろうか・・・ 


子ども達には妖怪ブームがおこり、ポケモン人気が下降しているなかでプロモーションをどうするか? ANAと広告代理店は世界的な知名度やターゲットへの訴求度合いを考えてSTARWARSでいこう! と判断したのだろう。。。
しかーし、急に風向きが変わってきた!?(ヘッダーをはしっていたつもりが、逆サイドから強烈なブローが吹き寄せてきたみたい。ヨットに例えるとね)

2020年3月までの5年間はSTARWARSとの契約があるはずだ。ポケモンGOがどんな展開になっていくのか今の時点では未知数なのだけど、振り返ったときに「やっぱりSTARWARSにしておいてよかったね」って語れるように、頑張るしかないねANAさん!

でも、これだけは言える。
嵐の羽田空港でみかけた
ピカチュウジャンボの尾翼は、
文句なしにカッコ良かったよ!
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▲台風の強烈な南風を受けながら、すまし顔で飛び立っていくピカチュウ。。。ほれぼれするぜ!!

ドロイドでもモンスターでも、なんでも来やがれ〜
日本の空を、楽しもう!


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ジェットエンジンに魚のひれ、フィンのような板がついているのをご存知だろうか? 
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▲上からB737、B777、B787のエンジンと微妙にカタチの違う「ストレーキ」

「ストレーキ」「ストレーク」、または「チャイン」と呼ばれる部品なのだが、このフィンが飛行機にとって大切な役割を果たしていることを知っている人は少ないかもしれない。。。2016年7月12日、B787-9のフライトで、「ストレーキ」の働きをムービーに残せたのでご紹介しよう!

伊丹空港からの離陸シーン、40秒あたりで「ガタン」を音がしてメインギアが地面から離れエアボーン! その直後、エンジンについたひれ「ストレーキ」から一筋のチューブ、リボンのようなものが出現したのがわかるだろう。これはストレーキによって流れを変えられた空気が、渦をつくりながら流れる姿が可視化されたもの。渦をつくることで空気のはく離を防ぐための装置が「ストレーキ」なのだ。
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離陸の際、エンジンは推力を生み出す一方で、翼への空気の流れを乱す巨大な障害物でもある。放置すると空気は翼からはがれて失速の原因となる。空気の流れを整えて渦をつくることで、翼からのはく離を防ぐのが「ストレーキ」なのだ。映像では、見事に翼のカタチに沿って流れる渦を確認できる! そのあと、翼の上に「ベイパー」も確認できる。翼の上を高速で空気が流れて瞬間的に気圧が低くなり、水蒸気が飽和して雲をつくり出しているのが「バイパー」「ベイパートレイル」とよばれる現象だ。

ただし、ストレーキの生み出す渦を見るためには条件がある。
(ベイパーも同じ)
●離陸した直後など高迎角の機体姿勢
●空気中に水蒸気が大量に含まれていること

梅雨時や雨模様のフライトで、エンジンが見える席をキープできたなら「ストレーキ」や「ベイパー」に注目してみてほしい! 運が良ければ、翼の上を流れる空気を目で見ることができるから!


雨のフライトは景色がみえない、ってがっかりする必要はない。
雨の日ならではのシーンに出逢えるかもしれないよ♬
雲を抜けるとこんな空が待ってくれているしね(^_-)
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日本の空を、楽しもう!

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梅雨は明けていないものの燦々と太陽が照りつける晴れの日、積乱雲が湧く立つ前の午前中、高い空には巻雲や高積雲が広がっていた。ちょうど太陽が雲の向こう来たときに現れたのが虹色に輝く『光冠』だ(『光環』ともいうようだ)。
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▲2016年7月5日、大阪府吹田市より



虹色の空は素敵なのだが、まともに視界に入れると眩しすぎて撮影もままならないので、太陽は何かで遮りながら観察するといい。この時はマンション上階のバルコニーで影を作った。
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東の空に輝く光冠。夕刻には積乱雲によって夕立となり、太陽の反対側である東の空に虹が輝くこともある。太陽高度が高くなるお昼時には「環水平アーク」が出現することもあるなぁ。
そう、夏は虹色を存分に楽しめる季節でもあるんだよね〜♬


そうは言っても暑いんだけどね、、、
汗を流しながら
日本の空を、楽しもう!


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AIRDO(エア・ドゥ)は特別塗装機「ベア・ドゥ北海道JET」の運航を、7月29日に開始する。
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公式サイトはこちら

北海道の四季をコンセプトに、マスコットキャラクター「ベア・ドゥ」や道内の就航地の名所や自然をモチーフにしたイラストをB767型機にラッピングしたかわいい機体。

このB767-300型機、機体番号JA602AはANAで1998年登録され長年に渡って活躍してきた、機齢18年目というベテラン機材。以前は「モヒカンジェット」として愛されてきた機体だ。2009年〜2014年8月までの約5年間はモヒカン塗装だったが、その後通常塗装に戻されていた。7月2日には伊丹空港の整備工場に塗装を落とした白装束姿で入庫(?)し、塗り替えが進められているようだ。
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▲ANAの旧塗装・通称「モヒカン塗装」をリバイバルしたレトロ塗装機。2010年伊丹空港にて。
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▲JA602Aと書かれているのが分かる♬

JA602Aの経歴を振り返ると、花形社員として活躍後通常業務に戻り、その後本社からは外れるものの出向先に活躍の場を与えられたサラリーマンの姿を思い浮かべてしまったよ。こうして特別塗装を施されてスポットライトを浴びる機体もあれば、通常塗装のまま愚直に働き続ける機体もある…世界中を飛び回るヤツ、国内ローカル路線を地道に飛び続けるヤツ、、、いろいろ考えさせられるなぁ。。。


残念ながらAIR DO(エア・ドゥ)は関西エリアへは運行していないから、「ベア・ドゥ北海道ジェット」を伊丹空港でみられるのは最初で最後かも知れない。羽田へのフェリーフライトのスケジュールを調べなきゃ! JA602Aよ、可愛いクマの姿をまとって、北の空をとびまわるんだよ〜


ちなみに、AIR DO(エア・ドゥ)はANAと提携関係にあり、羽田〜新千歳間を中心に多数のコードシェア便を運航している。機材もANAからのリース機が多数を占めており、ANA時代にゴールドジェットとして活躍したB737-700(JA01AN)も現在はAIR DOで活躍中だ。
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▲ゴールドジェットはJA01ANとJA02ANの2機存在。2005年に新造機としてANAに登録され、その後はトリトンブルーの通常塗装に戻り、JA01ANは2012年からはAIR DOへとリース中。



飛行機に乗るとき「この機体はどんな経歴を持っているのだろう?」
って調べてみると旅の楽しみも広がるはず。
機体番号は翼に記載されているし、CAさん聞いてみると優しく教えてくれるよ♬

日本の空を、楽しもう!

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