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ジェットエンジンに魚のひれ、フィンのような板がついているのをご存知だろうか? 
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▲上からB737、B777、B787のエンジンと微妙にカタチの違う「ストレーキ」

「ストレーキ」「ストレーク」、または「チャイン」と呼ばれる部品なのだが、このフィンが飛行機にとって大切な役割を果たしていることを知っている人は少ないかもしれない。。。2016年7月12日、B787-9のフライトで、「ストレーキ」の働きをムービーに残せたのでご紹介しよう!

伊丹空港からの離陸シーン、40秒あたりで「ガタン」を音がしてメインギアが地面から離れエアボーン! その直後、エンジンについたひれ「ストレーキ」から一筋のチューブ、リボンのようなものが出現したのがわかるだろう。これはストレーキによって流れを変えられた空気が、渦をつくりながら流れる姿が可視化されたもの。渦をつくることで空気のはく離を防ぐための装置が「ストレーキ」なのだ。
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離陸の際、エンジンは推力を生み出す一方で、翼への空気の流れを乱す巨大な障害物でもある。放置すると空気は翼からはがれて失速の原因となる。空気の流れを整えて渦をつくることで、翼からのはく離を防ぐのが「ストレーキ」なのだ。映像では、見事に翼のカタチに沿って流れる渦を確認できる! そのあと、翼の上に「ベイパー」も確認できる。翼の上を高速で空気が流れて瞬間的に気圧が低くなり、水蒸気が飽和して雲をつくり出しているのが「バイパー」「ベイパートレイル」とよばれる現象だ。

ただし、ストレーキの生み出す渦を見るためには条件がある。
(ベイパーも同じ)
●離陸した直後など高迎角の機体姿勢
●空気中に水蒸気が大量に含まれていること

梅雨時や雨模様のフライトで、エンジンが見える席をキープできたなら「ストレーキ」や「ベイパー」に注目してみてほしい! 運が良ければ、翼の上を流れる空気を目で見ることができるから!


雨のフライトは景色がみえない、ってがっかりする必要はない。
雨の日ならではのシーンに出逢えるかもしれないよ♬
雲を抜けるとこんな空が待ってくれているしね(^_-)
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新しい一年となりました。遅ればせながら虹色に染まるおめでたい画像をお披露目いたします。
(既出のものもありますが、すべてオリジナルです。転載の際などにはコメントなどでお声がけくださいませ)
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▲エンジンの排気ではなく、翼の上で圧縮された水蒸気がつくりだす“ベイパー”の雲。太陽の光を屈折させて虹色に輝いている。2015年7月16日撮影、この日は台風の影響で大気中の水蒸気が多かったことでたくさんの“虹色”に出会えた!

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▲こちらも同じく翼の上の“ベイパー”が虹色に! 2015年7月16日撮影

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▲波打つような“波状雲”に出現した虹色の環「光環」。伊丹空港を離陸したばかりの飛行機が巡航高度へ上昇中(2015年11月29日撮影)

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▲こちらはもっと太陽のそば出現した“彩雲”の中を飛ぶ飛行機。小さな機体は伊丹から離陸したボンバルディアCRJ機(2007年11月3日撮影)
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▲太陽の下に出現した“環水平アーク”に向かって上昇するB737。これも伊丹からの離陸機だ(2015年7月16日)



虹色の空と飛行機は大好物!
虹色の雲が出現するのは天気が崩れる前が多い。そう、飛行機雲が出るような天候がチャンス。
そして、虹色に変わるのは、空のほんの一部分。
望遠レンズをつけた一眼レフを持ち、空を見上げているときっと出会えるよ!


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台風は大量の水蒸気を熱帯の海から運んでくる。
この水蒸気が、普段はなかなか見られないような雲をつくり出してくれる。
飛行機の翼の上にできる薄いベールのように虹色に輝く雲、“虹色ベイパー”もそのひとつだ!

2015年7月16日AM8:00、台風11号が上陸する前の大阪の空。
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▲成田へ向かうJAL3002便、B777-300がつくり出した虹色の雲、ベイパーだ!
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▲ほぼ同時刻、はるか上空を西へ向かう双発機。こちらも虹色のベイパーをひいている!

ベイパー(Vapour、Vapor)とは「水蒸気」といった意味があるようだが、飛行機雲の一種。
飛行機雲には2つのタイプがある。(以下ウィキペディアより引用
エンジン排気によるもの
エンジンの排気により空気中の水分が増加し、飽和水蒸気量にまで達する場合があり、それが凝縮し水滴、氷になり雲となる。航空機の燃料として、レシプロエンジンの場合はガソリン、ジェットエンジンの場合は灯油をベースとしたケロシンが使われる。いずれも主な成分は炭化水素であり、炭素は燃えて二酸化炭素になり、水素は水となり、水蒸気として放出される。もともと大気中に存在する水分と合わさり、大気中の微粒子等を核として水滴が成長、さらに高々度の低温の下で氷結して飛行機雲となる。このため、中緯度地域では5000m~13000mの高度に存在していることが多い。
翼まわりの低圧部によるもの
揚力が生じている飛行機の翼上面では気圧が低くなっている。このとき大気は断熱膨張によって温度が下がっているため大気中の水蒸気が凝縮して水滴となり、飛行機雲として観察される。特に翼端付近では翼下面と上面の気圧差から翼端渦と呼ばれる渦が生じており、中心付近の低圧部で雲が生じやすい。ドッグトゥース(翼の切り欠き部)や、LEX(胴体と接するあたりの翼前縁部が延長されたもの)といったところに生ずる渦によっても生成されることがある。

エンジン排気によるものは、2本のレールのような雲をつくりだすもので高い空でしか見られない。
「あっ、飛行機だ!」と思うのはほとんどがこのタイプだろう。
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▲4発機のエンジン排気がつくり出す飛行機雲。最初は4本だが左右で合体して2本の筋になっていることも多い


一方、“ベイパー”は翼のまわりの低圧部でつくりだされるもの。
こちらは高い空だけではなく、滑走路の上など低高度でも発生するケースがある。
そう、空気中にたくさんの水蒸気が蓄えられている時、湿気の多いときがチャンス!

小雨の降る日や、雲底が低い日には空港の周辺でも見ることができるが、“虹色ベイパー”を見るためにはもうひとつ条件がある。
それは太陽の光。翼の上にまとった薄い雲に太陽の光が当たることで、虹色のベールが出現する。
(太陽光の角度が悪いと虹色にはならない、もしくは太陽が隠れていてもダメ)

だから、台風が近づきつつあるとき、そして青空がのぞき日射しが差し込むときが「虹色ベイパー」のチャンスなのだ!
まさに今日は2つの条件を満たしてくれたから出会えた虹色ベイパー。
残念ながら1時間もすると日射しは消えて、強風が吹き荒れる悪天候となってきた。
でも、素晴らしい空をみせてくれてありがとう!


台風への備えは必要だけど、、、
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台風の影響か、今日は珍しく南南西の強風が伊丹空港を駈け抜けている。
昼間の3時間ほど、いつもとは逆方向からの離着陸を行う「14」(ワンフォー)運用となっていた!

真っ白く、低い積雲がポカリポカリと浮かぶ中、
東京・羽田行きのB777が上昇していく。。。
翼からはボワッとベイパーが出現!

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▲翼より後ろの座席の人は「雲に入った」と勘違いしているんだろうなぁ

こんな日はエアフロントオアシスに行きたかった。。。
こちらの記事も見てね)



空を見上げる日もある。
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ボンバルディアDHC8-Q400は翼が機体の上にあるターボプロップ機。
ANA、JALともローカル線で運航していることが多いが、翼で景色が遮られることがないため
ゆっくり日本の風景を堪能できる楽しい飛行機だ。

このプロペラ、湿度が高いときには渦巻き状のベイパー(雲)を発生させることがある。
雨上がりなど、湿度の高いときに見られることが多いようだ。
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ちょっと見にくいけど白い環っかがプロペラ後方に連なっているのがわかるだろうか・・・。
このベイパー、運が良ければ飛行中にも見ることができるかもしれない。
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▲この写真もわかりにくいかもしれないが、プロペラ後方に白い環が・・・
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今日は高気圧に覆われ、今年一番の冷え込みだった。
その分、秋空は様々な表情を見せてくれた!

たくさんの雲を撮ったけど、それは別サイトに載せることにして、
飛びたくなるシーンをいくつか。


太陽の周りにできた暈(ハロ)で少し虹色に染まった高層雲へ向けて飛ぶ双発機。
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飛行機雲は時間がたつと、フリルのように姿を変えていく。。。
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虹色のベイパーを見せてくれたJAL機!
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こんな日のフライトは最高だろうな! 
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by airbornjapan | 2011-10-04 14:51 | Comments(0)
台風一過どころか、大変な被害をもたらした台風12号。
いったいどれだけの水蒸気を南の海から運んできたのだろう。

昨日、東京へ日帰り出張した際、行きのNH24便からみた関東上空の雲。
高い空には巻雲もあるが、その下には台風に吹き込む湿った空気の雲の固まりもたくさん見られる。
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フライト途中、翼の先から「リボンベイパー」を発生させている瞬間があった。
着陸間際には翼の先端から引きずるリボンを見たことがあるが、上空では初めて。
よほど、水蒸気量が多かったのだろうか?
(薄くて見えにくいが、翼端から流れる白い筋)
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雨の日や、湿った空気が流れる島では良く見られる「リボンベイパー」、
こちらは2008年7月、宮古島での写真。
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今回の出張、
「台風通過後で雲が多いし、富士山も見えないだろう」
「一眼レフに望遠レンズ、広角レンズ、重たいからなぁ」
「帰りは夜で、翼の上した座席指定が取れてない」
「でも、何かあるかもしれななぁ。。。」と、さんざん迷った末に
デジタル一眼カメラを持たずに軽装備で臨んだ。
(機窓からの写真はiPadでの撮影)


結論から言うと「持たずに後悔」よりも「持って後悔」が正解!


広角や望遠レンズで撮りたいシーンは、やっぱりたくさんあったなぁ。
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by airbornjapan | 2011-09-06 17:41 | Comments(0)