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空に浮かぶ雲間から太陽光が漏れ差し、筋のように広がって見える様子を「光芒(こうぼう)」と呼ぶ。光芒は上下左右に伸びていく光の線だが、雲から地表に降りていく光の道を、特別に「天使のはしご」と呼ぶそうだ。
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▲地上300m、「あべのハルカス」展望台からの「光芒」。
層積雲の上下に光の筋が見える。太陽を中心として光の筋が放射状に伸びていることがわかるだろう。
雲から地表に向けて広がる光が「天使のはしご」、角度の浅い橋のほうは滑り台のようにも見える(^^)/


2008年のこと、伊丹から羽田へのフライトの際に不思議な光景に出くわした。
雲間から光の筋が差し込む「光芒」なのだが、放射状に広がるのではなく、海面に向かって収束していくのだ!
一箇所に集まっていく「天使のはしご」。光の輪の中心は天使たちの集合場所なのだろうか。。。?
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はるか彼方からの太陽光線は平行に降り注いでいるはず。しかし、光の筋が広がったり集まったりするのはなぜか? 

その理由は「遠近効果」にある。鉄道の線路を思い浮かべるとわかりやすい。

鉄道のレールは平行だが、目の前に近づくほど広がって見えるし、遠ざかるほど狭まって見える。それと同じなのだ。

「光芒」はまたの名を「薄明光線」というのだが、放射状に広がった「薄明光線」の筋が頭上を通り越した先には光が収束して狭まっていく景色が見られることがある。これを「反薄明光線」と呼ぶそうだ。以下Wikipediaより引用

反薄明光線(はんはくめいこうせん、anticrepuscular rays)は、太陽に隠れているとき、雲の切れ間あるいは端からが漏れ、太陽と正反対の方向に光線の柱(光芒)が放射状に収束して見える現象。太陽の周囲にできる薄明光線とは逆。裏後光(うらごこう)、裏御光(うらごこう)とも呼ぶ。

空(天空上)での位置関係を考えてみる。地平線のすぐ上にある太陽が光の起点となり、ここから対日点(太陽と正反対の地点)に向かって光は伸びる。太陽側では光芒は広がりながら伸びるが、観測者の真上の空を境に、対日点側では光芒が収束しながら伸びる。この収束する光芒が反薄明光線である。



機上から見た「収束する天使のはしご」は、どうやら「反薄明光線」の一種なのだろう。
こんな不思議な光景に出会えるから、機上からのクラウドウォッチはやめられない!


日本の空を、楽しもう!

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by airbornjapan | 2016-01-04 22:51 | Sky | Comments(0)