環水平アークの季節がやって来た!
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▲2017年4月22日、大阪の空に浮かんだ「環水平アーク」。
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虹色をしているけれど、虹ではない。太陽の下、地平線に近いところに出現する、真っ直ぐな虹の橋。それが“環水平アーク”。

太陽高度が58度以上の時に現れ、68度の時に最も明るくなる。太陽高度が58度以上になるのは関東なら春分・秋分の正午前後、夏至の頃なら正午を挟んだ前後1時間邸度。特に初夏に現れやすい現象だ。

以上「空の虹色ハンドブック」から引用。

つまり、
春から秋への数ヶ月間、
お昼前後の南の空に浮かぶのが、“環水平アーク”なのだ!


巻雲や巻層雲、目に見えないよな小さな氷の粒が高い空にかんでいるときにみられる光学現象で、
“環天頂アーク”とは真逆の位置関係になる。

季節と時間限定だから、出会えたら「瑞兆」、素晴らしいことが起こる兆しともされている。
たしかに、絡まった糸が解れるような出来事があったなぁ、昨日は(^^)/
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▲伊丹空港から離陸したJALのB777。飛行機と比較すると、虹色のサイズが分かるだろう♬


飛行機雲が出るような日は、空をみあげてみて。
瑞兆に出会えるかもしれないから♬
空を見上げて、虹色を探そうよ。

日本の空を、楽しもう!



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自分が乗った飛行機の影が雲に映り、その回りを虹色の輪が取り囲んで見える現象、
それが「ブロッケン現象」と呼ばれるシーンだ。
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2011年2月14日 伊丹発羽田行きANA24便、B777-300機56A席から 

「グローリー」、「光輪」、「ブロッケンの妖怪」とも呼ばれるこの現象。
ドイツのブロッケン山で、峰に立った自分の背後から太陽の光が差し、
前方の雲(霧)に映った巨大な自分の影の周りに、虹のように環がよく見られたことから、
この名が知られるようになったそうだ。

同じような高山や飛行機からも見ることができる現象で、
日本では仏の背後の光環を思わせるので、ご来迎(らいごう)ということもある。


飛行機からブロッケン見るための条件は二つ。

その1)太陽とは逆側の窓際席に座ること。
北半球の場合は北側の窓、すなわち伊丹→羽田ならA席、羽田→伊丹ならK席に座ること。
お昼前後の時間帯のフライトなら、ほぼ真横の位置に影ができるはず。

その2)影を映すスクリーンとなる雲が広がっていること。
薄くじゅうたんのように広がった高層雲がベストだが、
積雲や雨を降らす乱層雲の上にも見ることができる。
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2007年10月31日 伊丹発羽田行きANA26便、B777-200機43A席から 


このブロッケン現象、実はこれから冬場にかけて太陽高度が低くなる時期が狙い目!
夏場は太陽高度が高く影が飛行機の真下にできてしまうので、
窓に顔を押し付けるようにして下を覗き込まないと見つけられない。

しかし、冬場は太陽の光が斜めからあたるため、
自機の影は離れた場所にでき、ブロッケン現象を見みつけやすくなるのだ!

北側の窓側席でフライトするチャンスがあれば、
ぜひブロッケン探しにチャレンジしてみて!
運が良ければ「妖怪」に出会えるかもしれないよ。


▲こちらは羽田空港へのアプローチ映像。
自機の影が近づいたり遠ざかったり…
虹色の環、ブロッケン現象も!


日本の空を、楽しもう!

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雲に太陽の光があたり、薄く虹色に変化する「彩雲」。
「幻日」を「彩雲」と間違えるケースも多いのだけど、今回ご紹介するのはほんとの「彩雲」。
(幻日と彩雲の見分け方は
を参照してね)
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太陽が左上方にある。光が雲粒にあたり、散乱して虹色がかるのだ。
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彩雲と似ているのだが、太陽のまわりに環になって虹色に染まるのが「光環」
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右側に太陽があり、ぽつん浮かぶ雲の影が、薄雲に映る不思議な光景。
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こちらは光環の真下を横切る旅客機だ。

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これも「光環」。太陽のまわりに環ができるという意味がよくわかるよね。



日本の空を、楽しもう!


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季節はすっかり秋色。
キンモクセイの香りもピークを越えたかな。。。
高い空には巻雲や、巻積雲が浮かぶこの季節は、「幻日」に出逢うチャンスでもある。
手を伸ばし、てのひらで太陽を隠したとき、てのひらの両側くらいに輝く虹色をみつけたら、それが「幻日」だ!
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▲10月12日、伊丹空港から離陸したB777だろう。その上に幻日が輝いている。
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▲10月21日、夕暮れの阪和高速道路上に現れた幻日。うっすらと虹色に染まっている。

幻日の虹色は縦に現れるのが特徴。赤の方向に太陽があるはずだ。
薄い雲が浮いている空を見かけたら、太陽と幻日を探してみてね!

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▲秋空と観覧車(EXPOCITY)


日本の秋空を、楽しもう!

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太陽を中心として虹色の環ができる現象を日暈(ひかさ、にちうん)、暈(かさ)、ハロと呼ぶ。
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▲2016年4月6日、大阪の空に出現した暈(かさ)。桜とのコラボだ!
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▲こちらは2017年4月5日、日暈とその上に浮かぶ環天頂アーク(別名 逆さ虹)

呼び名はいくつかあるのだが、その発生ロジックは明確。高い空に浮かぶ氷の粒に太陽光が屈折、反射して虹色の環がみえるのだ。高い空の水蒸気量が増えている証しで、天気が崩れる前兆でもある。飛行機雲ができる条件とも同じなので、虹色の環と飛行機雲が一緒に撮られている写真も多い。また同時に環天頂アークや、環水平アークが見られることも多い『光学現象』だ。環天頂アークはこちらのエントリーも参照♪


だから、地震とはまったく関係ない。

しかし、あたかも地震の前兆のようにウェブ誌面をつくる報道機関がある。
「沖縄タイムス」がそれ。
ここに2016年4月23日のWEBキャプチャーを貼っておく。
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沖縄県名護市で観られた日暈。美しい写真もついていて、とてもいい記事だと思う。
しかしだ、記事のど真ん中に挿入されたリンクはいったい何だ!?

「沖縄で大地震の可能性 今後30年で30%」

画面下には関連リンクもあるが、2番目に出ているのが
「19世紀の地球は地震多発? フランスで文書発見」だ。

まるで、日暈と地震が関連しているとでも言いたげな誌面構成。
虹色の空は地震の前兆なのか? そんなことはありえないだろ!
まったくのミスリード誌面、これぞマスゴミだ。

何故、こんなひどいリンクをいれるのだろう?
ページビューが欲しいだけか?
そうだとしたら報道機関にあるまじき行為だ。
こんなデマをまき散らすメディアは、今すぐ消えるべきだと思う。


【追記】
その後もずっと同じ体裁のまま掲載されている。
ほんとうにひどい。



日本の空を、正しく楽しもう。



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昨日、2016年6月3日の夕空は見事な虹色の空だった。
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夕暮れどき、高い空に巻雲がたなびき、タワーマンションの向こうに沈む夕陽・・・
左右の空には明るく光る幻の太陽「幻日」が虹色に輝いていた!
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▲左側で虹色に輝く「幻日」。太陽に近い方が赤に染まる
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▲こちらは右側。赤色が左にきているから、太陽が左にあることがわかる!


この日の午前中は雲一つない快晴。午後になると飛行機雲が出始め、徐々に巻雲が広がり始めた。
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飛行機雲や巻雲は、高い空の水蒸気量が増えている証。
日暈(ハロ)や環水平アーク、環天頂アーク、幻日といった光学現象は、水蒸気が凍った氷晶によって引き起こされるもの。高気圧が移動して、天気下り坂になり、水蒸気が増える、、、
こんな日はまさに「虹色びより」なのだ!
狙い通り、夕暮れの西の空に輝いてくれた幻日。
素敵なシーンを見せて、ありがとう!


日本の空を、楽しもう!

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1月10日、商売繁盛を願う「十日戎」の朝、今年初めての「幻日」をみることができたよ!
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「幻日」とは何か? 「空の虹色ハンドブックより」抜粋させていただく。
太陽の左右に現れるスポット状の光。太陽から視角で22度離れたほぼ水平の場所に出現し、太陽に近い方が赤、遠いと青白く色づく(中略)。条件が良いと太陽と同じくらいの明るさになることがあり、そのことから幻(まぼろし)の太陽「幻日」の名が付いた。

※興味のある方はこちら、Amazonへ「空の虹色ハンドブック」
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▲望遠レンズで電線のスズメと一緒に。スズメも不思議そうに虹色を眺めている。。。?

今朝の空はブツブツとした巻積雲が浮かんでいたのだけど、その中で氷の粒が成長したのだろう、大きく裂け始めて薄い筋のようになった部分に幻日が発生。虹色の輝きが見えていた時間はほんの1分ほど。光の氷晶の発達と太陽光の差し込み方が、つかの間の虹色ショーをつくり出してくれた。。。素敵な空をみせてくれて、ありがとう!!


この虹色の空を眺めたあと、地元・伊射奈岐神社の「十日戎」にお詣りにいき「熊手」を求めたところ、お宮のおっちゃんに「福笹」をオマケしてもらうという、ちょっとうれしい出来事も(^^)/ 今宮戎のように「福娘」じゃなかったけれど、おっちゃんのご厚意もうれしいものだ! さらに、ガラガラ福引きではムスメが2等賞を引き当てるというオマケのオマケも〜(賞品はポテトチップスだけどね…笑)。

やはり、虹色の空のおかげかなっ。
商売繁盛、良いことがありますように!!
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▲大阪府吹田市山田・伊射奈岐神社 ホームページはこちら


今年も、たくさんの虹色に出会いたいな。
日本の空を、楽しもう!

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新しい一年となりました。遅ればせながら虹色に染まるおめでたい画像をお披露目いたします。
(既出のものもありますが、すべてオリジナルです。転載の際などにはコメントなどでお声がけくださいませ)
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▲エンジンの排気ではなく、翼の上で圧縮された水蒸気がつくりだす“ベイパー”の雲。太陽の光を屈折させて虹色に輝いている。2015年7月16日撮影、この日は台風の影響で大気中の水蒸気が多かったことでたくさんの“虹色”に出会えた!

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▲こちらも同じく翼の上の“ベイパー”が虹色に! 2015年7月16日撮影

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▲波打つような“波状雲”に出現した虹色の環「光環」。伊丹空港を離陸したばかりの飛行機が巡航高度へ上昇中(2015年11月29日撮影)

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▲こちらはもっと太陽のそば出現した“彩雲”の中を飛ぶ飛行機。小さな機体は伊丹から離陸したボンバルディアCRJ機(2007年11月3日撮影)
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▲太陽の下に出現した“環水平アーク”に向かって上昇するB737。これも伊丹からの離陸機だ(2015年7月16日)



虹色の空と飛行機は大好物!
虹色の雲が出現するのは天気が崩れる前が多い。そう、飛行機雲が出るような天候がチャンス。
そして、虹色に変わるのは、空のほんの一部分。
望遠レンズをつけた一眼レフを持ち、空を見上げているときっと出会えるよ!


日本の空を、楽しもう!

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「彩雲」という言葉をご存知の方は多いかもしれない。
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▲2007年11月3日撮影。彩雲をバックに飛行機が上昇していく。
伊丹空港から東に向かうCRJだろう

虹のように円弧を描いていないけれど、七色に輝く雲。虹色に彩られた雲だから「彩雲」、、、しかし、実際は「幻日」や「環天頂アーク」など光の屈折によって虹色が出現したケースを「彩雲」を読んでいることが多いようだ。屈折はプリズムと同じなので、線状になって赤から紫まできれいに光が分離されているのが特徴。

一方、虹色の光学現象のなかで「彩雲」と呼ばれるものは、屈折ではなく光の散乱によって起きる現象なので、不規則なかたちに淡く色づくのが特徴。太陽のそばにある積雲や高層雲、ずきん雲のなどが淡く色づいているのが彩雲だ。
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▲同じく11月3日の彩雲。高層雲の端が輝いている(^^)


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▲こちらは積乱雲の上部にできたずきん雲が輝く素晴らしい一枚。
南米コスタリカで2015年9月に撮影されたそうだ。
こちらのサイトからキャプチャさせていただきました)


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▲こちらは「幻日」。赤から紫へ、きれいに色が分離している

彩雲は、思った以上に見られる現象。
太陽のそばに薄い雲が浮かんでいるときには「虹色」を探してみるといい。
運が良ければ「彩雲」に出会えるかも!?

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9月1日は防災の日。
伊丹空港から東へ離陸上昇する自衛隊のC130輸送機をみつけた。自衛隊の訓練飛行だろう。
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▲2015年9月1日、低い雲間を上昇するC130

この機影を見て「3.11」の翌日7時頃に同じルートを東へ向かうC130に祈りを込めたことを思い出した。
通常ではまだ飛行しない時間帯に、聞き慣れないターボプロップのエンジン音。
空を見上げると4発の機影。。。東日本へ向かう自衛隊の輸送機だ。
「早く助けてあげて、お願い!」と手を合わせたな…。
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▲2011年3月12日朝7時頃、東日本へ向かう自衛隊輸送機。太陽の上に小さい点となっている

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▲2011年3月12日の朝。高い空は冷えて氷晶が浮いていたのだろう、
暈(かさ)と飛行機雲がきれいだった。
東北は雪が降っていたもんね。。。


普段からの訓練があるから、いざという時に頼りになるんだね。
自衛隊、ありがとう。



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