積乱雲、Cumulonimbus(キュムロニンバス)と雷
2015年 07月 27日
1時間に70ミリ以上の雨とともに雷を落としていった影響で、
伊丹空港の離着陸ダイヤも乱れていたようだ。
このゲリラ豪雨をももたらすのが、夏の風物詩でもある積乱雲。
学術名はCumulonimbus(キュムロニンバス)、略号はCb。
遠くから眺めていると、自然の持つパワーを感じさせてくれる
雄大な景色だけど、飛行機にとっては大敵。
万が一、被雷しても電流は再びl空中に放電されるように
設計されているから機体には影響はないけれど、
Cbの中は激しい上昇気流、下降気流が巻き起こっているので、
上空を順行中は、パイロットがレーダーや目視でCbを避けて飛ぶ。
この日は着陸アプローチルートにあたる、大阪市上空に大きなCbが発生したため、
上空でのホールディング(待機)時間が発生し、ダイヤが乱れたようだ。
一方、空港周辺に雷雲があると、飛行機の周りで働く地上スタッフに落雷する
危険が生じるので、空港がクローズされることもある。
数年前の夏、雷雲の中、那覇から関西空港に着陸したときのこと。
ふらふら揺れながら無事にタッチダウンして思わず拍手、「ほっ」としたのはいいけど、
駐機場に止まったままボーディングブリッジが飛行機に動いて来ない。
「落雷の危険があるので、地上係員の作業にストップの指示がでています、暫くお待ちくだいい。。。」
とのアナウンス。結局30分ほど機内にカンヅメ。
欠航や遅れがあったようだけど、この日の伊丹や昨日の羽田も、
きっと同じような状況だったのかな。
こんな時は自然に抗っても仕方ない。
「安全第一」で、空を楽しみましょ。
写真は2011年8月26日、六甲山の上空に広がるCb。
みるみる形を変えて、六甲山脈を覆い尽くしてしまった。






