空港内で航空機を移動させる特殊なクルマを見たことがあるだろう。「トーイングカー」もしくは「トーイングトラクター」と呼ばれている、いかついカタチをした力持ちだ。出発時に飛行機の前輪に専用の棒「トーバー」を接続して、プッシュバックさせている姿はどこの空港でもよく見かけるシーンだ。

▲伊丹空港でB777をプッシュバックしているトーイングカー

▲左のオレンジ色の棒が「トーバー」。B747用、B737用など機種によってバーの仕様が違っている
この特殊車両には「トーバーレス・トラクター」または「トーバレスタグ車」と呼ばれるものもある。トーバーで押したり引いたりするのではなく、飛行機のノーズギア(前輪)を抱え込むようにして持ち上げて移動させる高機能タイプのクルマだ。時速30km程度の高速移動ができるため、羽田空港などの大規模空港で活躍している。伊丹では見かけない車両だ。

▲羽田空港でトーバーレス・トラクター「コマツWZ4000」に牽引されるB767。ロゴが「全日空」と漢字で書かれている。ちょっと古い写真だ(^^;)
ある日、羽田空港第2ターミナルのデッキから、B777がトーバーレス・トラクターによって乗客搭乗用のスポットに牽引されてくる様子を追っかけてみた。
▲黄色のセンターラインに沿わせるように、角度をつけて進入してくる
▲脇に立つ女性スタッフが停止位置を指示
▲オッケー! 停止位置は機種によって違うので、B777用の場所でストップ
▲クルマに搭載されていた脚立をおもむろに取り出したスタッフ、、、何するの?
▲前輪の脚に沿わせるように脚立がセットされている。あれ、女性スタッフはどこ…? と思ったら、何とコクピットに人影が!!
▲上の写真を拡大したもの。機長の座席で頭上のスイッチを操作する女性スタッフ! パーキングブレーキや機内エアコンを操作しているのだろうか?
▲しばらくすると、女性スタッフの足が見えてきた。操作を終えて降りてきたようだ。どうやらB777にはノーズギア(前輪)からコクピットへ抜ける秘密(?)の通路が存在しているみたい。この通路があるから、パイロットや別の要員をコクピットへ配置しなくても、機体の移動が素早く効率的にできるのだろう!
▲駐機セッティングが完了したら、脚立を元の位置に仕舞う
▲トーバーレス・トラクターは前進して、機体のタイヤには車止めをセット
▲ボーディングブリッジが伸びてきて、左からはメンテナンスの作業車両も横付けされた。もうすぐ乗客がやって来る時間だ♫
通常のトーイングトラクターはパイロットが搭乗している際に、機体を動かすことがほとんど。“忍者の抜け道”のようなノーズギアからコクピットへの通路は、トーバーレス・トラクターが動くときにだけ見られるシーンなのかもしれない。もし羽田空港で、トーバーレス・トラクターを見かける機会があれば、その動きを観察してみて!
最後におまけ情報。写真のトーバーレス・トラクター「コマツWZ4000」は運転席の位置が上下する機構を備えている! 上の2枚の写真、よく見ると運転席下の暗くなったスペースの高さが違うことがわかるはず。前進と後進、もしくは牽引時と単独運転時で運転席高さを変えるのだろうか? カッコいいよね!!
実はこの車両、トミカのラインナップにも入っていて、ミニカーでも運転席の上下動は再現されている! こちらの動画を参考に〜
空港に行ったら、働くクルマもチェックしてね!
日本の空を、楽しもう!
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