羽田から富士山をバックに離陸するハミングバード ディパーチャーがなくなる!?
2017年 03月 29日
追記2019年1月7日
ハミングバード・ティパーチャーは2019年3月いっぱいで廃止とのこと。あと3ヶ月! 急げ!!
ハミングバード・ディパーチャー。
とってもかわいいネーミングだよね♫
実はこれ、羽田空港で北風運用のとき、早朝3便のみに許可された珍しい離陸方法のこと。
通常、騒音対策のために北風運用時の離陸は34R(C滑走路)と05(D滑走路)を使用する。離陸後はできるだけ海上を飛行するためのルート選択だ。
ただ例外として早朝便、しかも低騒音機の3便に限って許可されているのが、34L(A滑走路)から離陸するハミングバードディパーチャー。離陸後、上昇しながら左旋回をして、大田区の上空を通過して西日本方面へ向かう飛行ルート。住宅などの上空を通過するから、ラッシュ時に限り例外的に認められているというもの。ハミングバードとはハチドリのことなので、ハチドリの羽音のように静かに飛ぶからこのネーミングなのだろうか?
実は、羽田空港内の展望デッキから、富士山を背景に入れた離陸写真を撮ろうと思うと、この3便が唯一のチャンスなのだ!
写真は2017年2月11日に撮影したもの。東京出張の際に、羽田空港内のホテルに泊まって、第1ターミナルの展望デッキに早朝出撃した写真♫ JALのB737、エンブラエル、ANAのB787の3機が続けざまに離陸していった。
富士山とピッタリかぶらなかったのだけど、雰囲気は分かっていただけるだろう。
しかし、この離陸方式が見直されようとしている。
大田区の広報ページによると、廃止されることは既定路線であり、できるだけ早期の実施を国土交通省に働きかけているということ。
羽田空港の離着陸コースは、2020年のオリンピックにむけて増便をはかるための新ルートの検討が始まっている(こちらの記事参照してね)。
こうした動きの一環として、ハミングバードディパーチャーが廃止される日が、意外に早くやってくるかもしれない。。。もしも、北風の日の早朝、時間は7:30少し前、羽田を訪ねるチャンスがあるなら、しっかりと目に焼き付けておいた方がいいと思う。
羽田で富士山バックの離陸写真を撮るのは今しかない!?
日本の空を、楽しもう!
ハミングバードディパーチャーはこちらの記事もみてね
(^^)