2018年7月1日、夏が来たね〜。
今日は、午前中の1時間ほど伊丹空港で14(ワンフォー)運用が行われていた。14運用とは、通常とは逆方向から飛行機の離着陸を行うこと。通常、伊丹空港の離着陸は滑走路「32」のLとRを使用する。(32とは方位320度を向いているという意味、14は逆で140度方向ということ) 南東方向から大阪市の市街地上空を降下して、新大阪駅上空を通過するアプローチだ。
しかし南風や東風が強い場合は反対向きの運用「14」(ワンフォー)となる。逆方向からの離着陸となるため「逆ランウェイ」、縮めて「逆ラン」と呼ばれることもあるようだ。あまりみられない、非日常の景色なので、「14」になるとテンションが上がる飛行機好きも多い。
空港の風向きをチェックしたいなら、気象庁のアメダス 豊中(トヨナカ:大阪国際空港)をみるといい。
風向が東、南東、南で風速が5〜6m以上になっていれば「14」運用となっている可能性が高い。
7月1日も10:00ごろ南南東の風が一時強まったため、14運用となっていたが、その後は西方向に風軸が動き、午後は西よりの風が強くなり、通常の32運用に戻っている。
空港の風向は伊丹以外もチェックすることができる。
伊丹空港の風向の変化を、関西国際空港、神戸空港とあわせてみたのがこの表。大阪湾を取り囲むように並ぶ3つの空港だが、午前中の風向きはバラバラだ。10:00は伊丹では南南東4.1mだが、関西国際空港では北2.3mと逆方向だ。
午後になると、強い陽射しで陸地が暖められ上昇気流(サーマル)が発生し、大阪湾からの南西の風が強まっている。典型的な夏の風、甲子園球場での「浜風」というやつだ。この風向なら、伊丹空港の32運用の場合は左側からの横風となり、機体を斜めに向けた「クラブ」という状態で着陸してくる「横風着陸」がみられているはずだ。
「今日の伊丹は横風が強いから、離着陸が大変だなぁ、、、」
「関空は南からの離着陸か」「神戸は海上で旋回して東から着陸」などなど、アメダス情報から空港の様子を想像してみるのも楽しい。
詳しくは、こちらの記事も参考に♬
関西も梅雨明け近し。。。
あっついけれど、夏の空を楽しもっ♬