記録的な猛暑が続いている。。。
2018年7月19日、大阪空港では最高気温38.3℃、岐阜県ではとうとう40℃を超える灼熱地獄のような夏となっている。
熱中症で倒れる人も続出し、かわいそうに亡くなった児童もいた。特別な災害として考えないとダメなのだ。
これだけ高温になると人間だけでなく飛行機の運航にも影響が及んでいる。
7月16日には羽田空港のB滑走路に穴があき、多くの便に遅延や欠航した。
報道によると、連日の猛暑によりアスファルト内部に含まれていた水分が膨張して舗装がもろくなった可能性が高いという。予定を変更したり、家に帰ることができなかった人はお疲れさま、、、
影響はこれだけではない。
猛暑が収まらず、さらに気温が上昇すれば、飛行機の離陸自体ができなくなる可能性もあるのだ。
そのロジックは…
気温の上昇
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空気の密度が低下
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翼が生み出す揚力や、エンジンが生み出すパワーが低下
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長い滑走距離が必要になり、場合によっては離陸が不可能に
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乗客か貨物か燃料を減らし、機体を軽くしての離陸を迫られる…
実際に2017年6月にアメリカのアリゾナ州を襲った記録的熱波では50℃近くまで気温が上昇し、フェニックスから離陸する飛行機に欠航や遅延が相次いだ。満席の予約があっても、乗客を減らさなくては離陸できないため、別の便などへの振替を募り一人1000ドルのクーポンを支給することでなんとか離陸した便もあったそうだ。
燃料を満載した長距離便、満席の予約、貨物を満載、滑走路の距離がギリギリ・・・といった条件の下40℃を超えるような熱波が襲った場合には、日本でも「このままでは飛べません」という自体が発生するかもしれない。
2020年7月から8月にかけて開催される東京オリンピック。
羽田空港やや成田空港からの離陸、やばいかもしれないよ…
空は楽しいのだけど、「熱い」のはもう十分。
ほんと、堪忍して!